夏過ぎて
秋の雲 秋の風 秋の空 秋の日差し 最後まで頑張っていた夏は、 まるで意地をはるように輝いて消えた。 “さようなら、また来ます” “お疲れ様、あとは任せて下さい” そう会話するように、 風は穏やかに、そして少し寂しく吹き抜けていく。 Copyright (c) 2006 久木楸 All rights reserved.