太陽にかかっていた雲が晴れ、 岩の透き間から光が差し込み始めた。 鍾乳石から滴る雫が、 その身に光を閉じ込めて煌めく。 ひんやりとした石の地面に横たわり、 雫が地を打つ音と地下水の流れる音を聞く。 目を閉じて記憶を辿る。 一面の光が蘇り、郷愁の念が湧き上がる。 岩の切れ間から覗く空を、 有翼のドラゴンが飛ぶのが見えた。